ウェビナーマーケテイングとは?メリットと実施方法を紹介

デジタルマーケティング

2022.08.23

ウェビナーマーケテイングとは?メリットと実施方法を紹介

ウェビナーとはウェブで行うセミナーのことです。最近では動画配信を活用したセミナーが増えてきています。自宅からでも簡単に参加でき、リアルタイムだけでなく録画でセミナーを見られます。またチャットなどを使って双方向でのやり取りもできるわけです。

このウェビナーを活用したのがウェビナーマーケティングです。ウェビナーマーケティングを最近行っている企業が増えています。そこでこの記事ではウェビナーマーケティングを行う際の手順や注意点について説明します。

ウェビナーマーケティングとは

ウェビナーマーケティングとはサービスや商品の販売を目的としたウェブセミナーです。見込み客を増やすことや、見込み客の購買意欲の向上を目的としています。ウェブセミナーであれば、参加者は場所を問わず参加できます。

日本ではあまり行われていませんでしたが、2020年の新型コロナの流行からウェビナーが増えており、ウェビナーマーケティングの重要性も高まっているのです。

ウェビナーの種類

ウェビナーには、主に以下の3つの種類があります。

  • ライブ配信:リアルタイムで配信されるため、講師と参加者の間で質疑応答などのコミュニケーションを取ることができます。臨場感があり、参加者の満足度を高めやすいのが特徴です。
  • 疑似ライブ配信:事前に録画した動画を、ライブ配信のように見せる形式です。編集を加えることでクオリティの高い映像を配信できますが、リアルタイムなコミュニケーションはできません。
  • オンデマンド配信:録画した動画をウェブサイトやプラットフォーム上で公開し、参加者が好きな時に視聴できる形式です。時間や場所にとらわれずに視聴できるため、多くの人にリーチできます。

ウェビナーマーケティングの配信形式

ウェビナーマーケティングでは、以下の3つの配信形式のどれかで行われます。

リアルタイムで配信する

ウェビナーの配信形式で多いのはリアルタイムで行う形式です。事前に時間を告知しておいて、ウェビナー配信をします。リアルタイムで実施しているので、講師とのやり取りもでき、オフラインでのセミナーに近い形で行えます。事前の準備をしっかりと行っておかないと、配信トラブルが起こることもあります。

録画したセミナーをいつでも視聴できるようにする

録画したウェビナーをウェブ上でいつでも見られるようにしておく形式もあります。見込み客がいつでも視聴できるため、視聴してもらえる確率が高くなります。また編集も行えるため、ウェビナーの完成度を高めることが可能です。ただし講師とのやり取りができないため、あくまでもリアルタイム配信のサブ的な役割になります。

録画した映像を告知時間に配信する

あらかじめ録画しておいたウェビナーを告知した時間に流す方法もあります。こちらはウェビナーの映像の完成度を高めたうえで、リアル配信し、視聴者とのやり取りも可能です。ただし準備に時間がかかりますし、配信トラブルが起こる場合もあります。

ウェビナーマーケティングのメリット

ウェビナーマーケティングのメリットとしては以下の4つが考えられます。

多くの人が参加できる

ウェビナーは多くの人が参加できるというメリットがあります。全国誰でも参加でき、会場に行く必要がありません。そのためセミナー参加者にとっても、交通費などのセミナー以外の費用がかからないというメリットがあります。

さらにウェビナーの配信方式によっては、リアルタイムでなくてもセミナー視聴が可能です。時間を気にせずセミナー視聴できるのは参加者にとって、セミナー参加のハードルを下げます。

コストがリアルのセミナーと比べて安い

ウェブ上でセミナーを開催するため、リアルで開催するセミナーと比べてコストがかかりません。PCとカメラとマイクがあれば、誰でも開催できます。また会場準備等の費用も人件費もかからないため、その分の費用が安くなります。

このようにウェビナーマーケティングは低コストで集客できる手法のひとつなわけです。

見込み客の獲得や育成に役立つ

ウェビナーは誰でも参加できるため、興味のあるウェビナーを開催すれば、見込み客の獲得に役立ちます。またウェビナーの動画を録画しておくことで、いつでもセミナーを見られるようにできます。そのため見込み客としてすでにメール登録をされている人に向けて、録画したウェビナーの案内ができます。

このような案内を送り、録画を見てもらうことで、見込み客の育成にも役立つわけです。

業務量を減らせる

ウェビナーはウェブで行うセミナーなので、準備にも本番にも人がそれほど必要ではありません。そのため業務量を大幅に減らせます。資料の配布もオンライン上で簡単にできますし、アンケートも取れるため、リアルのセミナーよりも業務量が少なくなるわけです。

ウェビナーマーケティングを行う際の手順

ウェビナーマーケティングは以下の手順で行っています。ウェビナーマーケティングの場合はとくに開催後が重要ですので、結果分析とアフターフォローをしっかりと行いましょう。

1.必要とされている情報が何か考えて企画する

まずは参加者がどのような情報を必要としているのか考えなければなりません。企業の側からすればサービスや商品の訴求が目的ですが、そればかりになっているウェビナーでは、参加者の信頼を得られないでしょう。

それどころかブランドイメージを毀損しかねません。参加者が参加して良かったと思える情報を提供するようにします。参加者が役に立つと思える情報とは、現在の仕事に活かせる情報で、専門的なもの、そのウェビナーでしか聞けないものです。

ネットで調べればわかるような情報だと、ウェビナーに参加して良かったなという満足感は得られないでしょう。

こうした現状を踏まえた上で、企画を考える必要があります。参加者が必要だとしている情報を、企画に落とし込んでいきます。企画を決める際には、会社の他部門の意見も募ってみましょう。

たとえば営業部門であれば、直接顧客に接しているわけですから、顧客が必要としている情報をよく理解しているはずです。その情報を踏まえて企画した方がよいでしょう。

2.ウェビナーの構成と中身を考える

次にウェビナーをどのような構成にするか考えなければなりません。基本的には、ウェビナーは60分が目安となります。その中でイントロダクションから始まり、メインのテーマ、さらには質疑応答とクロージングの時間が必要です。

イントロダクションでは自己紹介を行い、クロージングでは商品やサービスの紹介をする形になります。どのように情報提供すれば参加者の興味や関心を引くのか考えて、中身を作成しましょう。

3.集客をする

ウェビナーの企画が固まったら、集客を行うなければなりません。多くの見込み客に集まってもらう必要があるわけですから、どの方法を使って集客するかを考えます。メーリングリストやSNSでの告知はもちろんのこと、ウェブ広告を使うかどうかも考えなければなりません。

また申込フォームをどうするかも重要です。申込フォームは記載する内容が多いほど、参加率の下がる可能性が高いです。そのため記載する内容は最低限にとどめるようにしましょう。

せっかくウェビナーを行っても参加者が少なければ意味がありません。集客手法をしっかりと検討して、継続的に宣伝していきましょう。

4.資料を作成してリハーサルをする

ウェビナーの中身が決まったら資料を作成してリハーサルをしなければなりません。資料はウェブの画面上に映すため、文字ばかりでなく頭も使って見やすいものに仕上げていきます。また参加者には資料を配布することもあるので、配布してもよいように作成しておきましょう。

資料が作成できたらリハーサルを行います。時間内でしっかりと話せるのか、練習しておきましょう。ウェビナーに参加すると時間オーバーをするものも多いです。それを見るとあまりリハーサルをしていないのだなとすぐにわかります。

私はそういうのを見ると、しっかりと準備をしていないのだなと幻滅してしまいます。しっかりとリハーサルまで行って参加者が満足するような内容で実行してください。

5.結果の分析をする

結果の分析も非常に重要です。ウェビナー後にアンケート集計したり、希望者には資料を配布します。アンケートと資料のダウンロード数を見れば、参加者がどれくらい満足したのかが見てとれるでしょう。そうした分析結果をもとに、また次回のウェビナーの内容を考えていきます。

6.アフターフォローをする

ウェビナーは、開催して終わりではありません。参加者に対してアフターフォローをしっかりと行いましょう。ウェビナーに参加してもらったお礼から始まり、参加した感想をもらえるようであれば聞いてみましょう。

また次回聞きたい内容があれば、参考までにうかがえるとよいでしょう。アフターフォローを継続することで、最終的には売上につながっていくと考えてください。

ウェビナーマーケティングの事例

ウェビナーマーケティングは、さまざまな業界や企業で活用されています。ここでは、具体的な企業名を伏せて、いくつかの事例を通して、ウェビナーマーケティングの具体的な活用方法と期待される効果について見ていきましょう。

SaaS企業:製品紹介ウェビナー

SaaS企業では、製品紹介ウェビナーを開催し、見込み客の獲得から顧客エンゲージメントの向上まで、幅広い成果を上げています。

大手名刺管理サービスを提供する企業:オンライン展示会に出展し、ウェビナー形式で製品紹介を行いました。名刺管理という多くの企業が抱える課題に対し、具体的な解決策や導入事例を提示することで、多くの参加者の関心を集め、リード獲得に成功しました。
クラウド会計ソフトを提供する企業:製品のアップデート情報を紹介するウェビナーを開催しました。新機能のデモンストレーションや具体的な活用事例を紹介することで、既存顧客の製品理解を深め、顧客満足度向上に繋げました。
ビジネスチャットツールを提供する企業:ツールの活用方法を紹介するウェビナーを開催しました。業務効率化やコミュニケーション改善といった具体的なメリットを提示し、新規顧客の獲得に貢献しました。

教育機関:オンライン説明会

教育機関では、オンライン説明会を開催し、入学希望者の増加や説明会の参加率向上に繋げています。

大学:大学説明会をオンラインで開催し、全国各地の高校生に参加してもらいました。地方在住者や海外在住者など、従来の説明会では参加が難しかった層にもアプローチでき、参加者数の増加に繋がりました。
専門学校:オンラインで体験入学を実施し、学校の雰囲気を体験してもらいました。実際の授業風景や学生の声などを配信することで、学校の魅力を効果的に伝え、入学希望者の増加に貢献しました。
学習塾:オンラインで保護者向け説明会を開催し、教育方針やカリキュラムについて説明しました。共働き家庭や遠方在住の保護者など、より多くの保護者に参加してもらうことができ、説明会参加率の向上に繋がりました。

小売業:新商品発表ウェビナー

小売業では、新商品発表ウェビナーを開催し、購買意欲を高め、顧客との関係性を強化しています。

人気アパレルブランド:新作コレクション発表会をオンラインで開催し、ライブ配信で視聴者に届けました。ランウェイショーの臨場感やデザイナーのインタビューなどを配信することで、視聴者の購買意欲を高め、新商品への関心を集めました。
大手家電メーカー:新製品の機能紹介ウェビナーを開催し、製品担当者が魅力を伝えました。製品の特長や開発秘話などを紹介することで、視聴者の興味関心を引きつけ、製品への理解を深めました。
有名食品メーカー:新商品の試食会をオンラインで開催し、参加者からの感想を収集しました。試食の様子や参加者の感想を共有することで、商品の魅力を効果的にアピールし、購買意欲を高めました。

4. その他

上記以外にも、様々な業界でウェビナーマーケティングが活用されています。

  • 金融機関:投資セミナーや保険商品紹介ウェビナーを開催し、顧客との接点を増やしています。
  • 不動産業界:物件紹介ウェビナーを開催し、遠隔地の顧客にも物件情報を届けています。
  • 医療機関:健康セミナーや予防医療に関するウェビナーを開催し、地域住民の健康増進に貢献しています。

ウェビナーマーケティングを行う際の注意点

ウェビナーマーケティングを行う際の注意点としては以下の4つです。

集客は早く行わない

集客は早く行ってはいけません。あまりにも集客を早くはじめると、申込んだことを忘れてしまい、出席率が下がります。ウェビナーの場合、現地に行かなくてもよいので、気軽に参加できる分、忘れてしまいやすいというデメリットがあるわけです。

ウェビナーの集客で最適なのは約2週間前です。2週間前から集客をはじめるようにしましょう。

売り込みにならないにする

ウェビナーの参加者は現在の課題を解決したり、スキルアップを目指していたりしています。そのため参加者の目的に叶った情報を提供する必要があるわけです。そうした参加者に対して売り込みを多くしてしまうと、参加者の期待を裏切ることになります。

参加者の期待を裏切ってしまうと、信頼関係が壊れて商品を購入してもらえる可能性は、限りなく低くなるでしょう。

配信環境の確認とリハーサルはしっかり行う

配信環境の確認とリハーサルは大変重要です。配信トラブルが起こると、その時点で参加者の離脱する可能性が高まります。また進行をスムーズに行えない場合も、参加者が離脱する原因となります。

実際に他のメンバーに聞いてもらうなどして、進行にスムーズにできたかどうか、配信トラブルはないかどうかを確認するようにしましょう。

結果をもとにウェビナーを改善していく

ウェビナーは参加者の評価をもとに改善していく必要があります。一回開催して終わりにしてしまうと、ほとんど効果がありません。ウェビナーを継続的に行って、その結果をもとに常に改善していくようにしましょう。

ウェビナーマーケティングで集客力をアップしよう!

ウェビナーマーケティングは見込み客の獲得と育成に最適な集客手法です。比較的簡単にはじめられるのもメリットです。事前準備をしっかりと行って、参加者に満足してもらえるようなウェビナーの開催を心掛けましょう。

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