LINE通知メッセージとは?企業が活用するメリットと活用事例を紹介

デジタルマーケティング

2022.08.18

LINE通知メッセージとは?企業が活用するメリットと活用事例を紹介

LINEには友達に登録していないユーザーに対しても通知メッセージを送る機能があります。しかし誰でも通知メッセージを送れるわけではありません。通知メッセージを送るためには手続きが必要になります。そこでこの記事ではそもそもLINEの通知メッセージを送るための手順とそのメリット、さらには活用事例について説明します。

LINE通知メッセージとは

LINE通知メッセージとは、友達になっていない人に対してもメッセージを送る機能のことです。なぜそのようなことが可能になるかというと、企業側に登録されている電話番号と、LINEに登録されている電話番号を照合してメッセージを送っているからです。

ただしどのようなメッセージも送れるというわけではありません。必要性が高いメッセージのみ配信できる仕組みのため、LINE社の審査で認められる必要があります。

LINEの通知メッセージを送るための手順

LINEの通知メッセージは、友達になっていないユーザーに対してメッセージを送る仕組みになっているため、どの企業でも使えるものではありません。通知メッセージのAPIに関しては、認定パートナーだけがおこなえます。

また通知メッセージを利用するには、LINE公式アカウントに登録し、パートナー経由で申込みをする必要があります。審査等が必要になるため、LINEの通知メッセージを活用したい場合は、まず問い合わせしてみましょう。

LINEではUX審査も行われます。LINE通知メッセージの利用用土だけでなく、配信に含められる項目も決められています。LINEのフォーマットに合わせて通知メッセージを作成するため、ほとんどカスタマイズできないできません。配信内容や配信のタイミングは事前に決めておきましょう。

またLINE通知の配信ツールも多く出てていますので、効率よくLINE通知の配信の行いたい方は導入を検討してください。

企業がLINEの通知メッセージを利用するメリット

企業がLINEの通知メッセージを利用するメリットとしては以下の3つです。

・コスト削減につながる

DMなどで家まで送っていたものがLINEで送られるわけですから、コストの削減になります。また業務が効率化されるため、配送料だけでなく、人件費削減にもつながります。

・ユーザーの利便性が向上する

注文が完了した連絡や、お届け日の連絡がLINEに直接届けば、メッセージを見逃すことも少ないため、ユーザーにとってもメリットが大きいです。ユーザーが便利だと感じれば、サービスをリピートする可能性も高まります。

・ブランドの認知・友だちの増加

公式LINEを友だち追加していない人にもメッセージを届けることが可能なため、ブランドを認知してもらう効果があります。LINEのほうがメールよりも開封率も高いため、より効果があるでしょう。

またLINE公式アカウントの存在を知ってもらえる機会にもなるため、友だちの増加にもつながる可能性が高いです。

LINEの通知メッセージの活用事例

LINE通知メッセージを使うことで、企業にとってメリットがあることはすでに説明しました。では実際にどのような企業が活用し、どのようなメリットがあるのでしょうか。LINEの公式サイトのコラム「広告配信はNG!ユーザーの利便性を追求した「LINE通知メッセージ」活用」を参考に紹介します。

・東京電力エナジーパートナー株式会社

東京電力では、LINEを利用中のユーザで電気料金プランに契約中のユーザに、電気使用量等の確定通知を送っています。その結果LINE公式アカウントの友達数が50万人になり、同人前の3.3倍になっています。

ユーザーからしても使用料を通知してもらえるのは便利という声が大きいとのことです。たしかに電力使用料をいちいちネットで調べるのはめんどくさいというのがあるので、LINEで知らせてくれたら非常に便利なのは間違いないでしょう。

・ヤマト運輸株式会社

ヤマト運輸はお届けの予定日をLINE通知メッセージで送っています。そのメッセージ内で受け取り日時や場所の変更も可能となっているため、都合が悪い場合はそこから変更できます。

実際LINE通知メッセージを受け取ったユーザがクロネコメンバーズに登録することも増えているため、サービスの認知向上にもつながっているようです。さらに日時変更してくれるユーザが増えたため、荷物の受け取りがスムーズになったとのことです。

荷物の受け取りがスムーズになれば、業務効率化につながるのは間違いないでしょう。

・株式会社LIFULL

株式会社LIFULLは、不動産住宅情報サイトを運営している会社で、物件の問い合わせをすると問い合わせの完了メッセージがLINE公式アカウントから届きます。メールやショートメッセージでは開封率が低いため、LINEで通知メッセージを送れば、ユーザーとのコミュニケーションがスムーズに行えると考えられます。

・株式会社ジンズ

オンラインショップの株式会社ジンズでは、受注確認の連絡をLINE通知メッセージで送っています。メッセージからLINE公式アカウントを友達に追加し、JINS IDとLINEアカウント連携することで注文確認などの情報が受け取れます。

こうした連携をすることで販促や会員獲得にもつながっていくと考えられます。

LINE通知メッセージを活用する際の注意点

LINE通知メッセージを活用する際に注意すべきことは、広告配信ができないことです。広告配信を行いたい場合は、LINE広告を活用しましょう。またLINE公式アカウントに登録し、LINE社による審査を通ってはじめて通知メッセージが利用できます。

審査が必要なので、準備は早めに行うことをオススメします。先行事例を参考に自社でどのように活用できるのか、あらためて確認してみましょう。

LINEの通知メッセージを有効活用しよう!

LINEの通知メッセージは企業にとってもユーザーにとってもメリットが多いです。ただし誰でもすぐに利用できるわけではありません。自社でどのように活用するのかしっかりと検討しましょう。LINE通知メッセージを有効に活用して、販促やブランド認知に役立ててください!

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