UX(ユーザーエクスペリエンス)とはどういう意味?UX向上のポイントとは
デジタルマーケティング
2022.11.04
UXという言葉を聞いたことがありますか?UXはユーザーエクスペリエンスの略で、ウェブマーケティングの世界で注目されている考え方なのです。ではUXとはどのような意味なのでしょうか。ここではUXの意味だけでなく、UXを向上させるポイントについて解説します。
UXとはどういう意味?
UXとは、ユーザエクスペリエンスを略した言葉であることは先ほど述べました。そのまま日本語に訳すと、ユーザー体験という意味です。今、商品やサービスを通したユーザー体験を改善することで、それらを購入してもらおうという考え方が主流となってきています。
ただ商品を購入するというだけでなく、商品を購入した後のアフターフォローやキャンペーンのお知らせ、お店とのやり取りなど、あらゆる接触がUXになります。
UXがなぜ注目されているのか
UXは、市場の変化の中で非常に注目されています。なぜUXが注目されるようになったかというと、今までのように良い商品を作っていれば、売れる時代ではなくなってきたからです。商品だけでは差別化が難しいわけです。
そのため、商品の性能だけでなく、サービスや商品が使いやすかったり、わかりやすかったりすることが重視されてきました。つまり、いかに付加価値をつけられるかが非常に重要になっているわけです。
UXとUIの違い
UXと似た言葉として、UIという言葉があります。UIはユーザインターフェースの略で、レイアウトなどの見た目に関係するものです。そのためUIを改善することは、UXを改善することにつながることも多いです。
ただし見た目だけが良くて、使い勝手が悪いという商品も存在しています。またどれほどかっこよくてもすぐに故障する商品では使えないでしょう。そのためUXとUIのどちらも意識した商品やサービスの開発が求められているわけです。
UXに影響を与える要素
UXには以下の4つの要素が関係しています。ホームページ作成では特に大事ですが、以下の4つの要素を意識しながらコンテンツを作成していく必要があります。
見た目の良さ
見た目の印象は非常に重要です。たとえばホームページを見てマイナスの印象を持つと、そのサービスや商品を使おうとは思わないでしょう。デザインがおしゃれだと、それだけでサービスや商品の信頼性が増します。見た目もユーザー視点で設計するようにしましょう。
使いやすさ
使いやすさも重要です。ホームページでどこに問い合わせがあるのかわからない構造だと、それだけで問い合わせをせずに離脱してしまいますし、ユーザーの印象はよくありません。簡単にユーザーの目的とするところにたどり着けるように設計していく必要があるでしょう。
スピード
表示が遅いとユーザーにマイナスの印象を与えます。それだけでなく目的の情報に早くたどり着けるスピードも大事です。顧客対応もスピード感を持って行えば、UXは向上します。ユーザー目線になって、チェックしてみましょう。
信頼性
ホームページだけでなく、商品やサービスの信頼性はUXにおいて重要なポイントです。どれほど見た目が良くても、使い勝手が良くないものはUXが下がってしまいます。ホームページにおいても、信頼できる情報を掲載する必要があるでしょう。
UX向上のポイント
UXを向上させるポイントは、いかにユーザーに共感してもらい、満足してもらうかです。自分たちの価値をただユーザーに提供しているだけでは、従来のサービスや商品のやり方と変わりません。
そのためユーザーが自社のサービスや商品に共感し、顧客満足度が上がる仕組みを考える必要があります。そこで必要なUX向上のステップは、以下の4つです。
対象となるユーザーを明確化する
UX向上のためには、まず対象となるユーザーを明確化しなければなりません。どのようなユーザーが商品やサービスを購入しているか分析し、ペルソナとして設定することで初めてユーザー体験がどのようなものか考えられるわけです。そうすることでUX向上に結びつきます。
カスタマージャーニーマップを作る
対象となるユーザーが決まったら、カスタマージャーニーマップを作ります。カスタマージャーニーマップとは対象となるユーザーが、どのようにサービスを認知して購入するようになるのかまでの道のりを示したものです。
さらにUX向上のために必要なのは、購入後までカスタマージャーニーマップに含めることです。サービスを認知し購入し、その後の利用期間も含めてカスタマージャーニーマップとして作成してみましょう。
テストをする
カスタマージャーニーマップを作成したら、実際にそのカスタマージャーニーマップが正しいのかどうか検証する必要があります。そのため、テストとして簡単なプロトタイプを作成しましょう。カスタマージャーニーマップからUX向上の施策を考えることで、再び課題が見つかる場合もあります。
またプロトタイプ作成はその課題のあぶり出しと改善にも必要な工程です。カスタマージャーニーマップ作成後、いきなり実施するのではなく、まずあなた自身がユーザの目線で製品やサービスを体験する必要があります。そこで感じたことを記録して改善していきます。
同じように社内でもテストを実施してもらい、社員が感じたことや発見したことを記録してもらいましょう。
テスト結果に基づいて改善する
複数の人のテストが終了したら、その結果に基づいて改善していく必要があります。実際にさまざまな課題が見つかるはずです。その課題を解決できる施策を考えていきましょう。
UXを向上して他社との差別化を!
今まで良い商品を作れば売れるという環境だったのが、商品の差別化だけでは、競争に勝ち抜けなくなってきました。そのため他社との差別化をするためには、UX向上が不可欠となってきています。
UXを向上させるためには、ただ商品を買ってもらうだけではなく、商品購入後のサポートも重要です。UXを向上させることで、顧客満足度があがり、継続的に商品を購入してもらえます。
今まで述べたUX向上の取り組みを行い、他社との差別化をして、売り上げアップにつなげていきましょう。
「オムニデータバンク」は広告配信で必要なあらゆるファーストパーティーデータだけをセキュアに収集・管理・運用するマーケティングプラットフォームです。独自のデータ収集機能、計測機能に加えて、アナリティクス、WEB広告、CRMなど多彩なツールとの連携が可能になります。
ファーストパーティデータの収集だけでなく、管理・運用に課題をお持ちの企業の方はこちらからお問い合わせください。