MEOとは?メリットとやり方をわかりやすく説明!
デジタルマーケティング
2022.08.18
SEOは重要だとよく言われていますが、MEOもまた必要な施策です。しかしMEOといってもよくわからない人も多いでしょう。またMEOという言葉を知っていたとしても、どのようにすればよいのか、そのやり方がわからない人も多いはずです。
そこでこの記事では、MEOのメリット、デメリットだけでなく、そのやり方や注意点について説明します。
MEOとは
そもそもMEOとは何を指すのでしょうか。MEOとは「Map Engine Optimization」の略で「マップエンジン最適化」のことです。マップエンジン最適化とは、Google マップ上で自社の情報を検索結果の上位に表示させる対策のことをいいます。
つまりGoogle マップ上での検索順位も、対策をすることで上位に表示されるようになるということなのです。
MEOとSEOの違い
Google検索をした際に、検索結果に地図情報の出る場合があります。どのような時に地図が表示されるかというと、地域名と関連キーワードで検索したときです。たとえば「ラーメン 新宿」と検索すると、地図が検索結果の上部に表示されるわけです。
地図が表示されている部分は「ローカル検索」結果であり、SEOとは別のものになります。しかし検索結果の上部に表示されるため、SEOとは別にMEOに取り組まなければならないわけです。
MEOの検索結果はどう決まるか
MEOの検索結果は、検索語句との関連性、指定された場所からの距離、知名度などで決まります。そのため自社が行っている事業の内容を詳しく記載しなければなりません。また自社の位置情報を統一する必要があります。「株式会社」と「(株)」は同じ意味ですが、クローラーには別のものだと認識される可能性もあります。
住所も「1-1-1」「1丁目1番地1号」では別会社だと思われる可能性があります。こうした情報はSNSを含めて必ず統一するようにしましょう。またGoogleビジネスプロフィールの情報は定期的に見直す必要があります。常に最新の情報を提供するように、新商品や新サービスの情報、イベント情報を投稿していきます。その際に関連するキーワードを入れていきましょう。上位に表示される可能性が高まります。
また自社の知名度を上げるためにも、ホームページの中身を充実させたり、SNSの運用を行ったりしていく必要があります。知名度をあげるためには時間がかかるので、毎日定期的にSNS投稿を行うようにしていきましょう。
MEOメリットとデメリット
MEOには以下のメリットとデメリットがあります。ここではメリットとデメリットについて説明します。
MEOのメリット
MEOのメリットは以下の3つです。
1.競合が少なく上位表示しやすい
MEOは比較的新しい施策であり、店舗によっては力をいれていない所も多いです。SEOではなかなか上位表示が難しい場合でも、MEOであれば上位に表示できる可能性は高いです。
2.費用対効果が高い
Googleビジネスは無料で利用できます。そのうえ、オーガニック検索よりも上位に表示されるため効果は非常に高いです。また広告にも頼らなくてもよいため、うまく活用できれば費用を抑えながら集客できるわけです。
3.ユーザーから認知されて行動につながりやすい
Googleで店舗等を検索する場合、目的があって検索している場合が多いです。そのためユーザーから店舗を認知されて、行動につながりやすいというメリットがあります。
たとえば飲食店であれば、評価がよくて近くであれば、そこを訪れる可能性は高いでしょう。
MEOのデメリット
MEOのデメリットは主に以下の2つです。
1.ネガティブな口コミをされる場合がある
Googleマップでは口コミが掲載されます。とのためネガティブな内容の口コミがされる場合もあるわけです。こうした口コミの影響はかなり大きいので、悪い口コミが多いと、集客に影響が出ます。
悪い口コミが書かれてしまうのは仕方がないことですが、そうした口コミにも丁寧に対応していきましょう。
2.業種によっては適さないものもある
MEOは店舗ビジネスには適していますが、店舗を持たないECサイトでは効果がありません。通販などの業種では意味がないでしょう。
MEOが向いている業種
MEOが向いている業種は地域で個人を相手にしている店舗ビジネスです。飲食店や習い事など「地域+業種名」で調べることで、Google検索の上位に表示されます。こうした業種であればMEOに適していると言えるでしょう。
MEOのやり方
MEOを実施するためには以下の手順で行う必要があります。
1.Googleビジネスプロフィールに登録する
Googleビジネスプロフィールに登録しなければ、Googleマップ上に店舗情報が表示されません。そのため登録がまだできていない方は、Googleビジネスプロフィールに登録してみましょう。
2.情報を充実させる
Googleビジネスプロフィールの情報はすべて登録しておきます。営業時間や店舗の写真、ウェブサイトのアドレスやSNSのリンクなどしっかりと登録しておきます。これらの情報は登録時には省略してしまうことが多いですが、MEOとしては必須です。必ず登録しましょう。
3.ローカルビジネス向けの投稿をする
Googleビジネスプロフィールでは、ローカルビジネス向けに投稿ができます。ローカルビジネス向けの投稿では、告知や特典、新商品の情報、イベント情報などを投稿できます。タイムリーな情報を提供できるため、ユーザーにとっても有益です。
ユーザーが多く見てくれれば、それだけ評価も高くなります。検索キーワードを盛り込み、写真を使って端的にアピールしていきましょう。
4.口コミに返信する
Googleビジネスプロフィールでは口コミに対して反応する必要があります。口コミには悪いものもありますが、感情的にならずに、真摯に対応しましょう。そうすることで店舗のイメージがアップするだけでなく、Googleの評価も高まります。
MEOをする際の注意点
MEOを実施する際には注意点があります。これらの注意点を守ってMEOを行いましょう。
やらせ投稿はしない
Googleビジネスプロフィールでは口コミがありますが、自分で口コミを投稿することも可能です。つまりやらせ投稿が可能なわけです。そうしたやらせ投稿が行われているとGoogleが判断した場合、アカウントを削除されるなどのペナルティーを科されることがあります。
よい口コミを書いてもらうというバイト募集もありましたが、そうしたことも当然アウトです。ルールを守って運用するようにしましょう。
情報は正確に入力する
情報を正確に入力します。たとえば店舗のリンクが間違っている、リンクが貼られていないとなると、せっかくローカル検索で表示されても店舗を訪れる人が少なくなってしまいます。営業時間も同じです。
営業しているかどうかがわからない店舗には行かない人が多いです。これらの情報は正確に入力し、投稿を利用して最新の情報もユーザーにわかるようにしておきましょう。
他社に対して悪い口コミをしない
自社に対してやらせ投稿がNGなのと同じように、他社に対してもわざと悪い口コミをするのはNGです。こうした投稿がバレた場合、自店舗の評判も下がってしまいます。競合他社の評価を下げるのではなく、自社の評価を上げる努力をしましょう。
口コミを意識した店舗運営の必要あり
ここまでMEOのメリットやデメリット、注意点について説明してきました。MEOはウェブ対策になりますが、あくまでも宣伝でしかありません。重要なのは店舗運営をしっかりとすることです。とくに誰でも口コミができるわけですから、ちょっとしたことで悪い口コミを書かれて、評判が落ちることも考えられます。
悪い口コミを書かれないように、今まで以上に丁寧な店舗運営をしていきましょう。
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