ゼロパーティデータとは?ゼロパーティデータが重視される理由と活用法
デジタルマーケティング
2022.07.27

ファーストパーティデータやサードパーティデータという言葉は聞いたことがあると思います。それら以外にゼロパーティデータがあるのをご存知でしょうか。ゼロパーティデータはクッキー規制が行われる中で今後必要になってくるものとして注目されています。そこでこの記事は、ゼロパーティデータの収集方法や活用法について説明します。
ゼロパーティデータとは
そもそもゼロパーティデータとはどのようなものでしょうか。ゼロパーティデータとは顧客自らが望んで提供したデータのことです。例えば、趣味嗜好、購入意向、個人的な状況などが挙げられます。そのため、ゼロパーティデータは自社が顧客から直接収集したファーストパーティデータの一部だといえます。
ゼロパーティデータが重視されている理由
ゼロパーティデータが注目されるのには理由があります。まず挙げられるのがクッキーの制限です。消費者のプライバシーを保護するため、クッキーを制限する動きが加速しており、Googleも2023年半ばからクッキーのサポートを廃止する予定です。
その点、ゼロパーティデータは、顧客の同意があるため、プライバシーの問題が解決され、cookie規制にかかりません。さらに、顧客が自ら提供したデータであるため、データの正確性や信頼性が高く、顧客理解を深めることができます。
これにより、企業は顧客一人ひとりのニーズに合った商品やサービスを提供し、よりパーソナルな体験を提供することが可能になります。
ゼロパーティデータを活用するメリットとデメリット
cookie規制によってゼロパーティデータが重視されていますが、ゼロパーティデータの活用にはメリットとデメリットがあります。ここではゼロパーティデータのメリットとデメリットについて解説します。
ゼロパーティデータを活用するメリット
ゼロパーティデータを活用するメリットはデータの正確性と信頼性にあります。自らデータを提供しているわけですから、信頼できる正確なデータを提供しているはずです。そのためユーザーの好みに合わせたアプローチが可能となります。
また、自ら提供したデータにもとづくアプローチが企業から行われるため、広告や販促に対する抵抗が少なく、サービスや商品の購入につながる可能性が高いです。さらに、顧客のニーズに合った商品やサービスを提供することで、顧客満足度を高め、顧客ロイヤリティ向上に繋がります。
cookieに依存したマーケティングが難しい中で、企業側にとってもユーザー側にとってもメリットが大きいでしょう。
ゼロパーティデータを活用するデメリット
ゼロパーティデータを活用するデメリットとしては、ゼロパーティデータがユーザーからの同意を得る仕組みのため、収集するのが難しいという問題があります。
また、分析対象がデータ提供に同意してくれたユーザーだけになるため、データ数が少ないというデメリットもあります。ゼロパーティデータを収集・管理するためのシステムや人員が必要となり、コストがかかることもデメリットです。
データ数が少ないと、マーケティングに生かすためのデータとしては説得力が乏しいと言わざるを得ません。そのためゼロパーティデータのみを使ったマーケティングが難しいと言えます。
ゼロパーティデータを収集する方法
ゼロパーティデータはユーザに回答してもらうことで集めるものです。データの集め方については、このやり方しかないというものがあるわけではありません。ただし代表的な収集方法としては、ユーザーにヒアリングをするか、アンケートに答えてもらうかの2つになります。
また、どのような内容でアンケートやヒアリングするかもとくに決まっているものではありません。ヒアリングやアンケートの内容も自社で必要となるデータにあわせて作成していく必要があります。
その他にも、会員登録フォーム、キャンペーン、SNS、顧客との対話など、様々な方法でゼロパーティデータを収集することができます。
さらにデータは、収集して終わりではありません。データを収集した後はしっかりと管理して、分析も必要になってきます。そのためCDPのようなシステムの導入は必須といえます。CDPは多くありますので、自社にあったシステムを導入するように、比較・検討しましょう。
ゼロパーティデータを収集する際の注意点
ゼロパーティデータを収集する際には以下の3つの注意点があります。
・回答してもらえるように工夫する
ヒアリングにせよ、アンケートにせよ、重要なのは回答してもらうことと、適切に答えてもらうことです。たとえばアンケートの場合、回答するのがめんどくさくてしないというユーザーも多いです。
そうしたユーザーを少なくするためにも、回答の手間を少なくし、回答することでお返しができる仕組みを作っておく必要があるでしょう。たとえばアンケートやヒアリングに答えたら、クーポンがもらえるという形が考えられます。顧客が情報提供するメリットを提示し、協力意欲を高める必要があるわけです。
・適切に回答してもらえるように工夫する
ヒアリングもアンケートもお礼が出るとわかっていると、とりあえずは答えるのですが、いい加減に回答するユーザもいます。こうした事態を防ぐためには、ユーザーとの信頼関係が大事です。信頼関係があれば、ヒアリングにもアンケートにも適切に答えてくれるでしょう。
・目的を明確にする
ゼロパーティデータを収集する場合、どのようなデータを集めるかを明確にしておく必要があります。ヒアリングやアンケートをしながら、より必要なデータを選択していくっていうのは重要です。
必ず顧客の同意を得てからデータを収集し、収集したデータを適切に管理し、プライバシー保護に配慮する必要があります。
ゼロパーティデータの活用法
ゼロパーティデータは以下の3つの活用法があります。
・商品やサービスの改善に生かす
ゼロパーティデータを活用することで、商品やサービスがどのように受け入れられているか、ユーザーの意見がわかります。そのためどのようにすればさらに商品やサービスが受け入れられるのか、ユーザの意見を反映して改善することが可能です。
商品やサービスを利用しているユーザの意見ですから、信憑性も高く、より使いやすい商品やサービスにして欲しいと思って、意見をしてくれています。そうした意見を反映することで、ユーザーの満足度と売上のアップにつながるでしょう。
・業務改善に生かす
商品やサービスに関するユーザーの意見を反映することで、業務改善につながることがあります。たとえば今まで当然のように行っていたことを、ユーザーの意見によって省略することも可能です。またユーザーによって対応を変えることで、今までの業務を見直せるでしょう。
・新商品の開発に生かす
ユーザーの意見を活用することで、新商品の開発にもつながります。「○○のような商品があった方がよい」という意見は非常に貴重です。その意見を生かして、新商品の開発に繋げます。
新商品を開発することで、アンケートやヒアリングに答えてくれたユーザーの方に、その意見を反映しているという結果を示すことにもなるでしょう。
その他にも、顧客の興味や関心に合わせたパーソナルなマーケティング施策を実施したり、顧客一人ひとりのニーズに合った情報提供やサービス提供を行うことで、顧客体験を向上させることができるでしょう。
ゼロパーティデータの活用が企業の命運を左右する
ここまでゼロパーティデータのメリットや活用法について説明してきました。cookie規制がされている中で、ゼロパーティデータをどのように収集し、どのように活用するのかが重要なポイントです。
ゼロパーティデータはさまざまな収集・活用方法があり、そのデータをどう生かすかによって、今後の企業の命運が左右されると言っても過言ではありません。まだゼロパーティデータを収集・活用していない企業の方は、ぜひ収集・活用を検討してください。
「オムニデータバンク」は広告配信で必要なあらゆるファーストパーティーデータだけをセキュアに収集・管理・運用するマーケティングプラットフォームです。独自のデータ収集機能、計測機能に加えて、アナリティクス、WEB広告、CRMなど多彩なツールとの連携が可能になります。
ファーストパーティデータの収集だけでなく、管理・運用に課題をお持ちの企業の方はこちらからお問い合わせください。