X広告(旧Twitter広告)とは?メリットやデメリット、始め方について解説
デジタルマーケティング
2024.07.16
X広告(旧Twitter広告)は、X上で配信される広告のことで、Google広告やYahoo!広告などとは違った層にアプローチできます。この記事では、X広告のメリットとデメリット、始め方について解説します。
X広告(旧Twitter広告)とは
X広告(旧Twitter広告)とは、X上で広告を掲載することです。Xは、世界中で利用されているSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の一つで、多くの人々が日常の出来事や興味のある情報をつぶやいています。
そして、そのつぶやきを広告主が利用して、自分たちの商品やサービスを宣伝できるのがX広告(旧Twitter広告)です。
X広告(旧Twitter広告)は、効果的な広告手段の一つとして注目されています。広告主は、ターゲットとするユーザーに直接アプローチできるため、効果的な広告を作成することが重要です。
X広告(旧Twitter広告)のメリット
X広告は、他のSNS広告と違ったメリットがあります。X広告のメリットは以下の3つです。
細かいターゲティングができる
X広告(旧Twitter広告)は、広告主が自分のターゲットに合わせて広告を配信できるメリットがあります。たとえば、特定の地域や年齢層、興味関心のある人にだけ広告を表示することが可能です。これにより、広告の効果を最大限に引き出せます。
拡散力が高くリツイート先のアクションには課金されない
X広告(旧Twitter広告)は、拡散力が高いのもメリットのひとつです。Twitterはリツイート(他のユーザーが自分のツイートを共有すること)が盛んに行なわれるため、広告がリツイートされると多くの人々に広まります。
また、リツイート先のアクションには課金されないため、広告主はリツイートを促すことで広告効果を最大化することができます。
自社アカウントを強化できる
X広告(旧Twitter広告)は、自社アカウントを強化するための効果的な手段です。広告を通じて自社の知名度を高めることが可能です。Twitterは世界中で多くの人々が利用しており、広告を通じて多くの人々に自社の存在を宣伝できます。
また、Twitterはリアルタイム性が高いため、最新の情報やキャンペーンを効果的に伝えることが可能です。
さらに、X広告(旧Twitter広告)はターゲットユーザーに対して効果的にアプローチできます。Twitterはユーザーの興味や関心に基づいて広告を表示するため、自社の広告が関心を持つユーザーに届きやすくなります。
これにより、効果的なターゲティングが可能となり、広告の効果を最大限に引き出せるわけです。
X広告(旧Twitter広告)のデメリット
X広告にはデメリットもあります。ここではX広告のデメリットについて解説します。
ターゲティングの精度が低くなることがある
X広告(旧Twitter広告)を利用する際には、ターゲティングの精度が低くなることがあるというデメリットがあります。
X広告(旧Twitter広告)は、ユーザーの投稿内容やフォローしているアカウントなどの情報を基に、特定のユーザーに広告を表示することが可能です。しかし、ユーザーが自分のプライバシーを保護するために、情報の開示を制限している場合やアカウントを共有している場合などでは、ターゲティングの精度が低くなることがあります。
たとえば、あるユーザーが自分のアカウントを家族や友人と共有している場合、そのアカウントの投稿内容やフォローしているアカウントは、そのユーザーだけではなく他の人の情報も含まれてしまいます。そのため、広告主が特定のユーザーに広告を表示したい場合でも、実際にはそのユーザー以外の人にも広告が表示されてしまう可能性があるのです。
このように、ターゲティングの精度が低くなることで、広告主が本来のターゲットにリーチすることが難しくなる場合があります。
非公式リツイートは削除できない
非公式リツイートは、ツイートを他の人にシェアすることですが、一度非公式リツイートされたツイートは、ユーザー自身が削除しても非公式リツイートは削除されません。なぜなら、非公式リツイートは元のツイートのコピーであり、別々の存在として存在しているからです。
非公式リツイートは、ツイートを他の人に広めるために便利な機能ですが、一度非公式リツイートされると、元のツイートとは別のものとして扱われます。そのため、元のツイートを削除しても、非公式リツイートは残ります。
つまりX広告が他の人によって非公式リツイートされている場合に注意が必要です。たとえば、情報が間違っていた場合、非公式リツイートとして、情報が残り続けてしまうからです。情報を間違えないように注意しましょう。
炎上のリスクが高い
X広告(旧Twitter広告)のデメリットとしては、炎上のリスクが高いことがあります。X広告(旧Twitter広告)は、ユーザーが自由につぶやけるため、批判的な意見やネガティブなコメントが広がることもあります。そのため、広告が逆効果になる可能性もある点には注意が必要です。
X広告(旧Twitter広告)は、効果的な広告手段の一つですが、炎上のリスクもあるため、慎重に利用することが大切です。
X広告(旧Twitter広告)の費用と課金方式
X広告(旧Twitter広告)には以下の課金方式があります。ここではそれぞれの課金方式について解説します。
クリック課金
広告がクリックされたときに課金されます。費用の目安は1クリックにつき20円~200円程度で、Webサイトへの誘導やコンバージョンの獲得のために利用されます。
インプレッション課金
インプレッションとは、広告が表示された回数を指します。つまり、広告がユーザーのタイムライン上に表示されるたびに料金が発生する仕組みです。
1000インプレッションごとに費用は変動し、1000インプレッションあたり350円〜600円程度の費用がかかります。インプレッション課金はブランド認知の向上のために使われます。
エンゲージメント課金
エンゲージメント課金では、「ツイート」「リツイート」「返信」「いいね」など、ユーザーとのエンゲージメント(関与)に基づいて広告費を支払います。つまり、広告がユーザーによってどれだけ関与されたかに応じて、広告費が決まる仕組みです。
エンゲージメント課金はツイートに対する反応を促すことが目的で行なわれ、1エンゲージメントあたり、35円〜100円程度になります。
アプリインストール課金
アプリインストール課金とは、スマートフォンやタブレットなどのデバイスにアプリをダウンロードする際に発生する費用のことを指します。
1インストール当たりの費用の目安は90円~240円程度で、アプリのインストールや軌道回数を増やすことが目的です。なお、アプリを起動するために広告をクリックするだけで課金が発生する場合もあります。
再生数課金
再生数課金とは、動画広告の一種で、動画が再生された回数に応じて料金を支払う仕組みです。動画の再生数を増やすのが目的で、1再生につき、3円~20円程度になります。
X広告(旧Twitter広告)の種類
X広告には以下の種類があります。ここではそれぞれの広告について解説します。
プロモ広告
ユーザーのタイムライン上に表示されるのがプロモ広告です。通常のツイートと同じように、ユーザーは「いいね」「リポスト」、「返信」ができます。画像や動画を使った広告配信も可能です。
Amplify
X上の動画コンテンツの中で、自社が出稿する広告と関連性が深い動画の前に配信される広告です。Amplifyには以下の2種類のプログラムがあり、ユーザーの広告需要率は高くなっています。
Amplifyプレロール・・・ツイート内で再生される広告
Amplifyスポンサーシップ・・・広告主が選んだコンテンツパートナーと提携し、特定の動画に配信される広告
テイクオーバー
タイムラインや「話題を検索」タブの上部に、独占的に表示される広告がテイクオーバーです。テイクオーバーは以下の2種類になります。多くのインプレッションやリーチを獲得できるのがメリットです。
・タイムラインテイクオーバー・・・1日単位の独占広告で、ユーザーがその日の最初に見る広告
・トレンドテイクオーバー・・・トレンドリストや「話題を検索」タブの上部に表示される広告。トレンドテイクオーバープラスにすると、画像も表示できる
ライブ
Xではライブ配信も可能です。新製品の発表などで活用でき、リアルタイムでユーザーとの刈り取りが可能です。ライブ配信専用のページを開設することで、説明文を投稿したり、ハッシュタグを使って関連ツイートを投稿できたりもします。
X広告(旧Twitter広告)の始め方
X広告の特徴や種類はわかりました。ではどのように始めればよいのでしょうか。X広告は以下の手順で始められます。
X広告(旧Twitter広告)アカウントの設定をする
最初にX広告で使用する企業用のアカウントの作成が必要です。企業用のアカウントを作成したら、X広告のページで「もっと見る」→「広告」の順に選択していきます。X広告のページでは国とタイムゾーンを選択し、請求先を入力して終了です。
広告キャンペーンの目的を設定
X広告(旧Twitter広告)を始めるためには、まず広告キャンペーンの設定を行なう必要があります。広告キャンペーンの設定は、広告の目的を設定しなければなりません。
広告の目的は以下の4つから選択します。
・リーチ・・・広告を多くのユーザーに配信して、インプレッション数を増やす
・エンゲージメント・・・「いいね」「リポスト」「返信」「クリック」などのエンゲージメントを増やす
・ウェブサイトの訪問者数・・・ウェブサイトへの訪問者数を増やす
・キーワード・・・特定のキーワードに対して広告を配信して、情報を届ける
自社の広告の目的にあったものを選択してください。
広告を作成する
次に広告を作成します。広告を作成するには、広告テキストが必要です。また画像や動画も追加できるので、画像は用意しておいた方が広告効果は高いでしょう。
「ウェブサイトの訪問者数」を目的にした場合は、ウェブサイトのURLも必要になります。広告アカウントを作成したばかりの場合は、認証の審査を受けなければなりません。審査は24時間~48時間かかります。
ターゲティングをする
広告の配信するターゲティングを行ないます。ターゲティングは地域で絞り込みすぎると機会損失の可能性があるので、注意しましょう。「配信をカスタマイズ」の画面では、オーディエンスの特性とターゲティング機能のふたつが行なえます
オーディエンスの特性からは、性別・年齢・地域を絞り込めます。ターゲティング機能では、キーワードや類似アカウントのフォロワーについて、ターゲティング可能です。
広告配信をする
設定が終了したら、広告を配信します。広告の審査が狩猟すると、広告配信が始まります。
X広告(旧Twitter広告)で成功するためのポイント
X広告で成功するためには、以下の点について確認する必要があります。
キャンペーンの目的を明確にする
キャンペーンの目的をはっきりさせることが大事です。その目的に沿って、キャンペーンの設定が必要です。自社の目的にあったキャンペーンは何かを正確に把握することが大事でしょう。
適切な広告を作成する
X広告では商品の特性に合わせた広告が必要です。動いている方が商品をアピールできるのであれば、動画広告を作成する必要があります。
Xではアナリティクスを使ってインプレッション数が確認できるので、定期的にチェックして、最適な広告を選択しましょう。
企業の認知度をあげる
そもそも企業の認知度が低いと、広告の効果が出ません。そのため、まずはフォロワーを獲得するという地道な努力も必要になってきます。また商品やサービスがある場合は、タグ付けをして積極的に発信していきましょう。
まとめ
ここまでX広告(旧Twitter広告)のメリットとデメリット、始め方や成功するポイントについて解説しました。X広告は拡散力が高く、認知度をアップさせるのは最適な広告です。X広告(旧Twitter広告)のメリットとデメリットを踏まえて、活用するかどうか検討してみましょう。
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