Google広告の拡張コンバージョンとは?活用するメリットと設定方法について解説

デジタルマーケティング

2024.05.08

Google広告の拡張コンバージョンとは?活用するメリットと設定方法について解説

Google広告には拡張コンバージョンという機能があるのをご存じでしょうか。拡張コンバージョンはサードパーティーcookie廃止後のアプローチとしてリリースされています。この記事では、Google広告の拡張コンバージョンのメリットと設定方法について解説します。

Google広告の拡張コンバージョンとは?

そもそもGoogle広告の拡張コンバージョンとはどのようなものなのでしょうか。ここではGoogle広告の拡張コンバージョンがリリースされた背景について解説します。

サードパーティーcookie廃止への対応

サードパーティーcookieの廃止に対応するために、多くの企業が新しいアプローチを模索しています。

サードパーティーcookieとは、ウェブサイトの訪問者の情報を収集し、広告をターゲットに配信するために使用される技術です。しかし、プライバシー保護の観点から、多くのウェブブラウザがサードパーティーcookieの使用を制限するようになりました。

このような状況に対応するため、企業は新しい手法を採用し始めています。たとえば、ファーストパーティーcookieやコンテキストターゲティングなどの代替手段があるのです。ファーストパーティーcookieは、ウェブサイト自体が訪問者の情報を収集するために使用するものであり、プライバシー上の問題は少ないとされています。また、コンテキストターゲティングは、ウェブページの内容やユーザーの行動に基づいて広告を表示する方法です。

さらに、マーケティングオートメーションやパーソナライゼーションツールなどの技術も活用されています。これらのツールを使用することで、企業は顧客との関係を強化し、より効果的なマーケティングを行うことが可能です。

サードパーティーcookieの廃止は、デジタルマーケティングにおいて大きな変革をもたらす可能性があります。企業は柔軟な対応策を検討し、顧客との信頼関係を築くことが重要です。

コンバージョン数の計測における精度向上

Google広告の拡張コンバージョンを使うことで、コンバージョン数の計測精度が向上します。広告主にとって、広告の効果を把握することは非常に重要です。

しかし、通常のコンバージョンの計測では、広告クリック後にすぐに購入が行われない場合や複数のデバイスを使って購入が完了する場合など、コンバージョン数を把握することが難しい場合があります。

一方、拡張コンバージョンは、広告クリック後に購入が完了するまで時間が経っている場合や、複数のデバイスを使って購入が行われた場合でも、補完データにより紐づけることが出来るようになり、コンバージョン測定の精度向上につながります。

たとえば、あるオンラインショップの広告をクリックしたユーザーが最初にスマートフォンで商品を見て、その後パソコンで購入した場合でも、拡張コンバージョンはその購入を計測することが可能です。

拡張コンバージョンを活用することで、コンバージョン計測の精度が向上し、より効果的な広告運用が可能となります。広告主にとっては、費用対効果の高い広告運用ができるメリットがあります。

拡張コンバージョンのメリット

拡張コンバージョンには以下のようなメリットがあります。ここでは拡張コンバージョンを使うメリットについて解説します。

サードパーティーcookieの廃止に対応できる

ウェブ広告業界は、プライバシー保護の観点から、サードパーティーcookieの使用を廃止する動きを進めています。これは、ユーザーの個人情報を保護するための重要な取り組みですが、広告主やマーケターにとっては新たな課題も生じています。

サードパーティーcookieの廃止により、広告主は従来の方法でのターゲティングや広告効果の測定が困難になる可能性があります。しかし、この問題に対応するために、Googleなどの主要な広告プラットフォームは、新しい手法や技術を開発しています。

たとえば、Googleは「フェデレーテッドラーニング」と呼ばれる技術を導入しています。これは、ユーザーの個人情報を直接的に収集せずに、複数のデバイスやプラットフォーム間での学習を可能にするものです。これにより、広告主はユーザーの行動パターンを把握し、適切な広告を配信することができます。

また、広告主自身がユーザーとの関係を築くことも重要です。ユーザーが自ら情報を提供し、広告主との信頼関係を構築すれば、より正確なターゲティングが可能になります。

サードパーティーcookieの廃止に対応するためには、広告主やマーケターは柔軟性を持って新しい手法や技術に取り組む必要があります。しかし、プライバシー保護の観点からも、ユーザーにとってはより安心できる広告環境が整備されることになります。

ユーザーの行動を網羅的に把握

Google広告の拡張コンバージョンは、ユーザーの行動を網羅的に把握するための重要な機能です。この機能を活用することで、広告の成果を正確に測定し、効果的な広告戦略を立てることができます。

拡張コンバージョンを設定することで、ユーザーが特定の行動を起こした際に、それをコンバージョンとして計測することが可能です。たとえば、商品の購入やお問い合わせフォームの送信など、重要な行動があれば、それを拡張コンバージョンとして設定できます。

拡張コンバージョンを活用するメリットはいくつかあります。まず、広告の成果を具体的に把握することが可能です。どの広告が効果的で、どの広告が改善の余地があるのかがわかります。また、広告の効果を数値化することで、予算の配分や広告の最適化に役立つでしょう。

さらに、拡張コンバージョンを設定することで、広告の効果を詳細に分析することが可能です。たとえば、特定のキーワードや広告の表示位置がコンバージョンに与える影響を把握できます。これにより、より効果的なキーワードや広告の選定が可能になります。

拡張コンバージョンの設定方法は簡単です。Google広告の管理画面から「ツールと設定」→「計測」→「コンバージョン」の順に進み、新しいコンバージョンを作成します。そこで、コンバージョンのタイプや設定内容を選択し、必要な情報を入力するだけです。

拡張コンバージョンを活用することで、広告の成果を最大化できます。ぜひ、効果的な広告戦略を立てるために、拡張コンバージョンを活用してみてください。

ターゲティングの精度向上

ターゲティングの精度向上は、広告主にとって非常に重要な要素になります。

Google広告の拡張コンバージョンは、その精度向上に役立つツールの一つです。拡張コンバージョンは、広告のクリックや表示だけでなく、実際の購入や申し込みなどの具体的な行動を計測することが可能です。

このような具体的な行動を計測することで、広告主は広告の効果をより正確に把握することが可能です。たとえば、特定のキーワードや広告のデザインが購入につながりやすいのか、どの広告が最も効果的なのかなどを分析できます。

さらに、拡張コンバージョンを設定することで、自動入札や広告の最適化が可能です。これにより、広告主はより効果的な広告を配信し、コストを最小限に抑えられます。

拡張コンバージョンは、Google広告の設定画面から簡単に設定できます。具体的な設定方法については、Googleの公式サポートページなどを参考にしてください。

拡張コンバージョンの活用により、広告主はより効果的な広告運用が可能となります。ぜひこの機能を活用して、よりよい広告戦略を実現してください。

拡張コンバージョンの設定方法

拡張コンバージョンの設定方法としては、Google タグマネージャーを使用する方法、Google タグをウェブサイトに直接設置する方法、Google Ads API を利用する方法があります。

ここではGoogleタグマネージャーを作って拡張コンバージョンを設定する方法について解説します。

Google タグマネージャーで拡張コンバージョンを設定する3つの手順

Googleタグマネージャーを使って拡張コンバージョンを設定する方法としては3種類あります。

自動収集・・・タグを使うことで、ユーザーのデータを自動的に検出する方法。信頼性は劣るが、設定が簡単
コード・・・顧客データをハッシュ化して送信するコードを設置する方法。信頼性はもっとも高い
手動設定・・・顧客データが含まれているCSSセレクタまたはJavaScript 変数を指定する方法。自動収集よりは精度が高いが、サイトの修正によって動作しなくなる場合がある。

ここでは、もっとも簡単な自動収集による拡張コンバージョン設定の方法について解説します。

拡張コンバージョンをオンにする

拡張コンバージョンを導入するためには、まず拡張コンバージョンをオンにする必要があります。ここではGoogleの拡張コンバージョンをオンにする方法について解説します。

Google 広告の管理画面で 「目標」のアイコンから「設定」を選択する

「拡張コンバージョン」のパネルをオンにします。顧客に関する規約を確認して「同意する」をクリックしましょう。

これで拡張コンバージョンはオンになりました。方法は「Googleタグ」を選択しておきましょう。

自動収集で拡張コンバージョンを設定する

自動収集で拡張コンバージョンを設定するには、以下の通りに行います。まずはタグを選択しましょう。右上の「新規」をクリックします。

Google広告を選択します。

次にGoogle広告のコンバージョントラッキングを選択します。

自社のウェブサイトでユーザーから提供されたデータを含める」にチェックを入れて、新しい変数を選びましょう。

新しい変数を設定したら設定画面の「Automatic collection」にチェックを入れて、保存しましょう。変数名は自由につけられます。

再びタグ設定の右上の「新規」からトリガーの設定をします。

トリガーをクリックし、「フォームの送信」をクリックします。新しい拡張コンバージョンを正しく動かすために、「フォームの送信」をクリックしなければなりません。

すべてのフォームで計測する場合は、「すべてのフォーム」にチェックをいれ、一部のフォームでのみコンバージョン計測をしたい場合は、「一部のフォーム」にチェックを入れましょう。イベント発生条件を調整できます。

これで設定は終了です。一部のイベントの条件を設定するためには、サイト構成の把握も必要です。そのためサイト制作の担当者と連携する必要があります。

まとめ

ここまで拡張コンバージョンを設定するメリットと設定方法について解説していきました。cookieレス時代に備えて、拡張コンバージョンの設定ができるようにしておいた方がよいでしょう。

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