バナーサイズ一覧|広告・サイト・SNS別の規格と2026年の入稿規定
デジタルマーケティング
2024.10.04
バナーサイズは「とりあえず300×250を作れば足りる」という話ではなくなりました。配信先が増え、縦長の面が主流になり、さらに2026年はGoogleのディスプレイキャンペーンがデマンドジェネレーションへ統合される過程に入っています。
この記事では、Googleディスプレイ広告・Yahoo!広告・各SNS広告の入稿規定を公式仕様に沿って整理したうえで、限られた工数でどのサイズから作るべきか、そしてリサイズで成果を落とさないための具体的な注意点までをまとめました。
サイト内で使うバナーやSNSのプロフィール画像(ヘッダー)のサイズも扱うので、「バナーのサイズを調べたい」という目的であれば、この記事だけで足りるはずです。
バナーサイズとは|「広告用」と「サイト・SNS用」で規格が違う
「バナー」という言葉は、用途の違う3種類のものを指しています。それぞれサイズの決め方が根本的に違うため、最初に切り分けておかないと調べても答えが出ません。
広告バナー:配信先の「枠」に合わせる
Googleディスプレイ広告やSNS広告で配信するバナーです。サイズは自分で決められません。 媒体が用意した広告枠の規格に合わせる必要があり、規定外のサイズは入稿できないか、自動的にトリミングされます。
この記事の中心はこのタイプです。
サイトバナー:自社サイトのレイアウトに合わせる
自社サイト内で、キャンペーンページや資料請求ページへ誘導するために設置するバナーです。こちらは設置する枠の幅に合わせて自由に決められます。
慣例的に広告規格のサイズ(300×250、728×90など)が流用されることが多いものの、守らなければならないルールはありません。
プロフィール・チャンネルのバナー:表示される範囲に注意
YouTubeのチャンネルアートやXのヘッダー画像を指します。サイズ自体は推奨値が決まっていますが、デバイスによって見える範囲が変わる点が最大の注意点で、広告バナーとは考え方が異なります。
まず押さえる|国際標準規格(IAB)のバナーサイズ
媒体ごとに規定は違いますが、多くのサイズはIAB(Interactive Advertising Bureau)が定めた国際標準規格に由来します。名称を知っておくと、媒体のヘルプを読むときに理解が速くなります。
レクタングル系(長方形)
記事内やサイドバーに置かれる、最も使用頻度の高いグループです。
| 名称 | サイズ(px) | 主な掲載位置 |
| ミディアムレクタングル | 300×250 | 記事内、サイドバー |
| ラージレクタングル | 336×280 | 記事内 |
| スクエア | 250×250 | サイドバー |
| スモールスクエア | 200×200 | サイドバー |
| バーティカルレクタングル | 240×400 | サイドバー |
バナー・ボタン系(横長)
ページ上部や記事の区切りに置かれる横長のグループです。
| 名称 | サイズ(px) | 主な掲載位置 |
| リーダーボード | 728×90 | ページ上部 |
| フルバナー | 468×60 | ページ上部、記事下 |
| モバイルバナー | 320×50 | スマホ画面の上部・下部 |
| ラージモバイルバナー | 320×100 | スマホの記事下 |
スカイスクレイパー系(縦長)
PCのサイドバーに固定表示される縦長のグループです。
| 名称 | サイズ(px) | 主な掲載位置 |
| ワイドスカイスクレイパー | 160×600 | PCサイドバー |
| スカイスクレイパー | 120×600 | PCサイドバー |
| ハーフページ | 300×600 | PCサイドバー |
| ポートレート | 300×1050 | PCサイドバー |
最初に作るべきバナーサイズ【優先順位】
対応サイズをすべて作ると20種類以上になりますが、実務では全部作る必要はありません。配信ボリュームは特定のサイズに集中しているため、優先順位をつけて制作するのが定石です。
| 優先度 | サイズ(px) | 形状 | 理由 |
| 1 | 300×250 | レクタングル | PC・スマホ・タブレットすべてに配信され、枠の数が最も多い |
| 1 | 728×90 | リーダーボード | PCの上部枠を広く押さえられる |
| 1 | 320×50 | モバイルバナー | スマホ専用枠の定番 |
| 2 | 300×600 | ハーフページ | 面積が大きく視認性が高い |
| 2 | 160×600 | ワイドスカイスクレイパー | PCサイドバーの定番 |
| 3 | 336×280 | ラージレクタングル | 画面の大きいスマホの普及で増加 |
この上位5サイズで、Googleディスプレイネットワークの掲載枠の大半をカバーできるとされています。まずは優先度1の3サイズ、次に優先度2を追加するという順序が、工数と配信量のバランスが良い進め方です。
加えて、レスポンシブディスプレイ広告用に1200×628(横長)と1200×1200(正方形)を用意しておくと、固定サイズでは届かない枠にも配信できます。現在は固定サイズよりレスポンシブのほうが配信面が広いため、むしろこの2つを最優先にする考え方もあります。
Googleディスプレイ広告のバナーサイズ一覧【2026年】
Google広告のディスプレイ系には、サイズを指定して画像をアップロードする「イメージ広告(アップロード型ディスプレイ広告)」と、素材を渡してGoogleが自動で組み合わせる「レスポンシブディスプレイ広告」の2種類があります。規定がまったく違うので、分けて確認してください。
イメージ広告(固定サイズ)の対応サイズ一覧
Google広告が公式に対応しているサイズは次のとおりです。
正方形・長方形
| サイズ(px) | 一般的な呼び名 |
| 200×200 | スモールスクエア |
| 240×400 | バーティカルレクタングル |
| 250×250 | スクエア |
| 250×360 | トリプルワイドスクリーン |
| 300×250 | ミディアムレクタングル |
| 336×280 | ラージレクタングル |
| 580×400 | ネットボード |
スカイスクレイパー(縦長)
| サイズ(px) | 一般的な呼び名 |
| 120×600 | スカイスクレイパー |
| 160×600 | ワイドスカイスクレイパー |
| 300×600 | ハーフページ |
| 300×1050 | ポートレート |
リーダーボード(横長)
| サイズ(px) | 一般的な呼び名 |
| 468×60 | フルバナー |
| 728×90 | リーダーボード |
| 930×180 | トップバナー |
| 970×90 | ラージリーダーボード |
| 970×250 | ビルボード |
| 980×120 | パノラマ |
モバイル
| サイズ(px) | 一般的な呼び名 |
| 300×50 | モバイルバナー |
| 320×50 | モバイルバナー |
| 320×100 | ラージモバイルバナー |
このほか、ポーランド・スウェーデン・デンマーク・ノルウェーでのみ利用できる地域限定サイズがあります。
この一覧にないサイズは入稿できません。 たとえば600×600や640×360はGoogleの対応サイズに含まれていないため、イメージ広告としては使えません。
レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定
画像・ロゴ・テキストを個別に登録し、Googleが掲載枠に応じて組み合わせる形式です。公式の要件は次のとおりです。
| 項目 | アスペクト比 | 推奨サイズ | 最小サイズ |
| 画像(横長) | 1.91:1 | 1200×628 | 600×314 |
| 画像(正方形) | 1:1 | 1200×1200 | 300×300 |
| ロゴ(横長) | 4:1 | 1200×300 | 512×128 |
| ロゴ(正方形) | 1:1 | 1200×1200 | 128×128 |
画像は1〜15枚(推奨5枚)まで登録できます。なお正方形画像の推奨サイズは、Googleのヘルプページによって1200×1200と600×600の両方の記載が見られます。大きめの1200×1200で作れば最小サイズ要件も満たせるため、迷う場合は1200×1200で統一するのが安全です。
テキストの文字数は、日本語で作る場合は全角での上限を見てください。
| 項目 | 文字数上限 | 個数 |
| 短い見出し | 半角30文字(全角15文字) | 1〜5個 |
| 長い見出し | 半角90文字(全角45文字) | 1個 |
| 説明文 | 半角90文字(全角45文字) | 1〜5個 |
短い見出しの全角15文字はかなり厳しい制約です。 「30文字以内」という表記だけを見て日本語で30文字書くと入りません。ビジネス名も1つ必須で、動画はYouTubeのリンクで追加できます。
ファイル形式と容量の上限
ここを混同すると入稿でつまずきます。イメージ広告とレスポンシブで容量の上限がまったく違います。
| イメージ広告 | レスポンシブディスプレイ広告 | |
| ファイル形式 | GIF、JPG、PNG | GIF、JPG、PNG |
| 画像の最大容量 | 150KB | 5,120KB(約5MB) |
| ロゴの最大容量 | — | 150KB |
イメージ広告の150KBはかなり厳しい制約です。写真を多用したデザインやアニメーションGIFでは超えやすいため、書き出し時の圧縮設定で調整する必要があります。レスポンシブでも、ロゴだけは150KBに制限される点に注意してください。
HTML5広告とAMPHTML広告を使う場合は、上限が600KB以下になります。
アニメーションGIFはイメージ広告で使えますが、公式に次の制限があります。
- アニメーションの長さは30秒以下
- フレームレートは毎秒5フレーム未満
- ループさせる場合も、30秒経過したら停止させる
なおGoogleは画像内のテキスト量について、公式に上限を設けていません。ただし文字が多いほど審査で指摘を受けやすく、小さい枠では読めなくなるため、少なめに抑えるのが実務上の判断です。
【2026年】デマンドジェネレーションへの統合で変わること
2026年に入り、Googleはディスプレイキャンペーンをデマンドジェネレーションキャンペーンへ統合する方針を進めています。2026年6月から移行ツールの提供が段階的に始まり、2027年までに移行を完了する予定とされています。
バナー制作の観点で押さえるべき変化は3点です。
- ビジネスロゴが必須になる——これまでロゴを用意していなかったアカウントは、1:1(1200×1200推奨)と4:1(1200×300推奨)のロゴを準備する必要があります
- 静止画のアップロードは継続して使える——固定サイズのバナーが使えなくなるわけではありません。ただしHTML5広告は2026年後半の対応予定とされています
- 縦長アセットの重要度が上がる——デマンドジェネレーションではポートレート(4:5、960×1200)やYouTube向けの縦型動画(9:16、1080×1920)も使えるため、縦長素材の有無が配信面の広さに影響します
移行ツールを使えばパフォーマンス履歴を引き継げるとされているため、期限ぎりぎりではなく早めにロゴと縦長素材を揃えておくのが安全です。Googleディスプレイ広告全体の運用方針はGoogleディスプレイ広告の解説記事もあわせてご覧ください。
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)のバナーサイズ一覧
Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)は、かつてYDNと呼ばれていた媒体です。Googleと似ていますが規定が微妙に違うため、そのまま使い回せない部分があります。
バナー(固定サイズ)の対応サイズ
主に使われるのは次のサイズです。
| サイズ(px) | 形状 |
| 300×250 | レクタングル |
| 336×280 | ラージレクタングル |
| 728×90 | リーダーボード |
| 468×60 | フルバナー |
| 160×600 | ワイドスカイスクレイパー |
| 300×600 | ハーフページ |
| 320×50 | モバイルバナー |
| 320×100 | ラージモバイルバナー |
| 200×200 | スモールスクエア |
| 250×250 | スクエア |
Googleの対応サイズと重なる部分が多いため、300×250・728×90・160×600・320×50・300×600の5サイズを作れば、GDNとYDAの両方に出稿できます。
Yahoo!はアスペクト比で管理されるため大きめの画像も使える
GoogleとYahoo!の決定的な違いがここです。Yahoo!のバナーはピクセル数ではなくアスペクト比で管理されているため、同じ比率であれば指定サイズより大きい画像も入稿できます。
| 基本サイズ | 同じ比率の大きいサイズ | アスペクト比 |
| 300×250 | 600×500 | 6:5 |
| 320×50 | 640×100 | 32:5 |
| 320×100 | 640×200 | 16:5 |
| 728×90 | 1456×180 | 728:90 |
高精細な画面で見せたい場合、Yahoo!ではこの方法が使えます。ただしGoogleでは同じことができません。 この違いが、後述する「2倍サイズ」の誤解の原因になっています。
レスポンシブの入稿規定
| 項目 | アスペクト比 | 推奨サイズ | 最小サイズ |
| 画像(横長) | 1.91:1 | 2400×1256 | 1200×628 |
| 画像(正方形) | 1:1 | 1200×1200 | 300×300 |
画像は15個まで登録できます。テキストはタイトル20文字以内(5個まで)、説明文90文字以内(5個まで)で、主体者表記が20文字以内で必要です。ファイル形式はJPG・JPEG・PNG・GIFです。
容量は推奨300KB以内、最大3MBです。推奨値を超えると自動圧縮される場合があるため、意図した画質を保ちたい場合は300KB以内に収めてください。
GDNとYDAの違いと使い回しの可否
| GDN | YDA | |
| サイズの管理方法 | 指定ピクセルと完全一致 | アスペクト比(大きめ可) |
| バナーの容量上限 | 150KB | 最大3MB(推奨300KB以内) |
| レスポンシブの容量上限 | 5,120KB(ロゴ150KB) | 最大3MB(推奨300KB以内) |
| 横長画像の推奨 | 1200×628 | 2400×1256 |
| 見出しの文字数 | 全角15文字(短い見出し) | 20文字 |
| GIFアニメーション | 使用可(30秒以下・5fps未満) | 使用不可 |
見落としやすいのは容量・文字数・GIFの3点です。
容量はYahoo!のほうが20倍緩く、Google向けに150KBまで圧縮した画像をYahoo!に使うのは問題ありませんが、逆は入稿できません。見出しはGoogleの短い見出しが全角15文字、Yahoo!が20文字なので、全角15文字に合わせれば両方で使えます。GIFアニメーションはYahoo!では使えないため、共用するなら静止画で作ってください。
SNS広告のバナーサイズ一覧【2026年】
SNS広告はディスプレイ広告と発想が異なり、固定サイズではなくアスペクト比で管理されます。縦長の面が主戦場になっている点も大きな違いです。
Meta(Facebook・Instagram)広告
配置によって推奨比率が変わります。
| 配置 | アスペクト比 | 推奨サイズ(px) |
| フィード | 1:1 / 4:5 | 1080×1080 / 1080×1350 |
| ストーリーズ | 9:16 | 1080×1920 |
| リール | 1:1 / 9:16 | 1080×1080 / 1080×1920 |
| 右側広告枠・検索結果 | 1:1 / 1.91:1 | 1080×1080 / 1200×628 |
ファイル形式はJPG・PNGで、最大容量は30MBです。動画はMP4・MOVで最大4GBです。
ストーリーズとリールでは、画面の上下にUIが重なります。 上下それぞれ約14%(1080×1920のうち約250px)が隠れる可能性があるため、文字やロゴはこの範囲の外に収めてください。Meta広告の運用全体はMeta広告の解説記事で扱っています。
X(旧Twitter)広告
| フォーマット | アスペクト比 | 推奨サイズ(px) |
| 画像広告(横長) | 1.91:1 | 1200×628 |
| 画像広告(16:9) | 16:9 | 1200×675 |
| 画像広告(正方形) | 1:1 | 1200×1200 |
| カルーセル | 1:1 / 1.91:1 | 800×800 / 800×418 |
ファイル形式はJPG・PNG・GIFです。X広告のターゲティングについてはX広告の地域ターゲティング解説もあります。
LINE広告
LINE広告はフォーマット名でサイズが決まっています。
| フォーマット | アスペクト比 | サイズ(px) |
| Card(横長) | 1.91:1 | 1200×628 |
| Square(正方形) | 1:1 | 1080×1080 |
| Small Image(画像小) | 3:2 | 600×400 |
| 縦型動画 | 9:16 | — |
ファイル形式はJPG・PNGで最大10MB、タイトルは20文字以内、説明文は75文字以内です。
まず1200×628と1080×1080の2サイズを用意すれば、主要な配信面はカバーできます。
TikTok広告
| フォーマット | アスペクト比 | 推奨サイズ(px) |
| 縦型(推奨) | 9:16 | 1080×1920 |
| 正方形 | 1:1 | 1080×1080 |
| 横長 | 16:9 | 1920×1080 |
TikTokは動画が主体の媒体で、静止画のみの配信は成果が出にくい傾向があります。9:16の縦型を前提に企画するのが基本です。
SNS広告はこの3比率で足りる
媒体ごとに表を見ると複雑ですが、整理すると必要な比率は3つです。
- 1:1(1080×1080)——ほぼ全媒体のフィードで使える
- 4:5(1080×1350)——フィードで縦に大きく表示される
- 9:16(1080×1920)——ストーリーズ、リール、TikTok
この3つを作っておけば、Meta・X・LINE・TikTokの主要フォーマットに対応できます。横長が必要になるのは1200×628(Card・右側広告枠)だけです。
サイト内バナーとメルマガバナーのサイズ
広告ではなく、自社の資産の中で使うバナーについても触れておきます。こちらは規定ではなく「読まれやすさ」でサイズを決めます。
ホームページで使うバナー
設置場所に応じて、次のあたりが使いやすいサイズです。
| 設置場所 | よく使われるサイズ(px) |
| サイドバー | 300×250、300×100 |
| 記事下・コンテンツ内 | 728×90、600×200 |
| メインビジュアル下 | 1200×400 程度(横幅いっぱい) |
| フッター | 468×60 |
スマホでの表示を考えると、横幅は可変にして高さを固定する設計が扱いやすくなります。横長すぎるバナーはスマホで縮小されて文字が読めなくなるため、PCとスマホで画像を切り替える実装が安全です。
メルマガ・HTMLメールのバナー
HTMLメールの本文幅は600px前後が標準です。これより広いと、メールソフトによって横スクロールが発生します。
したがってメルマガ内のバナーは、横幅600px以内(高さは150〜300px程度)に収めるのが無難です。高精細に見せたい場合は横幅1200pxの画像を用意し、HTML側で600px幅に指定する方法が使えます。
SNSプロフィール・チャンネルのバナーサイズ
「バナーサイズ」で検索される用途には、SNSのヘッダー画像も多く含まれます。広告バナーとは別の規格なので、まとめて確認しておきましょう。
YouTubeのチャンネルバナー
| 項目 | 仕様 |
| 推奨サイズ | 2560×1440px |
| 最小サイズ | 2048×1152px |
| アスペクト比 | 16:9 |
| 安全エリア | 1546×423px |
| ファイル形式 | JPG、PNG、BMP、GIF(非アニメーション) |
| 最大容量 | 6MB |
最も重要なのは安全エリアです。 2560×1440で作っても、実際に全デバイスで表示されるのは中央の1546×423pxだけです。テレビでは全面が表示され、PCでは横長に切り取られ、スマホではさらに狭くなります。ロゴやチャンネル名は必ず中央の安全エリア内に配置してください。
X(旧Twitter)のヘッダー画像
| 項目 | 仕様 |
| 推奨サイズ | 1500×500px |
| アスペクト比 | 3:1 |
| 最大容量 | 5MB |
| ファイル形式 | JPEG、PNG、GIF、WebP |
左下にプロフィールアイコンが重なります。 アイコンは直径150px程度の円形で表示されるため、この位置に文字やロゴを置くと隠れます。重要な要素は中央からやや右上に配置するのが定石です。
デバイスで見える範囲が変わる点に注意
プロフィールバナーに共通する注意点は、推奨サイズと「必ず見える範囲」が別物だということです。
広告バナーは枠のサイズがそのまま表示領域になりますが、プロフィールバナーはデバイスごとに切り取られる位置が変わります。デザイン時は、推奨サイズのキャンバスに安全エリアのガイドを引いてから作業してください。
バナーサイズを決めるときの4つの判断軸
対応サイズをすべて作る余裕がない場合、何を基準に選べばよいのでしょうか。4つの軸で判断できます。
1. ユーザーのデバイスから考える
商材のアクセスがスマホ中心なら、320×50や9:16の縦型を優先します。BtoBで業務時間中のPCアクセスが中心なら、728×90や160×600、300×600の価値が上がります。
自社サイトのアクセス解析でデバイス比率を確認してから決めると、無駄な制作を避けられます。
2. 掲載面から考える
同じ300×250でも、記事の途中に出るのか、サイドバーに固定されるのかで最適なデザインは変わります。スクロール中に流れていく枠では一瞬で伝わる1メッセージが必要になり、固定表示の枠では情報量を増やせます。
3. 広告の目的から考える
認知を広げたいなら、面積が大きく印象に残りやすい300×600や970×250が向きます。クリックと申し込みを取りたいなら、配信量の多い300×250や320×50でテスト回数を稼ぐほうが合理的です。
4. 制作コストから考える
サイズを増やせば配信面は広がりますが、制作と差し替えの工数も比例して増えます。毎月差し替える運用を続けられる本数に抑えるのが現実的です。
初回は優先度1の3サイズ+レスポンシブ用の2点(1200×628、1200×1200)という構成が、工数と配信量のバランスが取りやすい組み合わせです。
リサイズで崩れないための6つのポイント
1枚のデザインを複数サイズに展開する作業(リサイズ)では、ただ縮小すると成果が落ちます。押さえるべき点を整理します。
1. 要素の優先順位を先に決める
キャッチコピー、商品画像、価格、ロゴ、ボタンのうち何を最優先で見せるかを決めてから着手します。
優先順位が決まっていないと、小さいサイズで何を削るか判断できません。そしてサイズごとに優先順位を入れ替えてはいけません。入れ替えると、同じキャンペーンなのに伝わるメッセージが変わってしまいます。
2. セーフゾーンを外さない
ストーリーズやリールでは上下がUIで隠れ、カルーセルでは端が切れることがあります。配信面ごとの隠れる範囲を確認し、その内側に文字とロゴを収めてください。
3. 要素の比率を変えない
縦長から横長へ変換するとき、画像や文字を縦横別々に引き伸ばすと違和感が出ます。拡大・縮小は必ず縦横同率で行い、足りないスペースは背景や余白で調整します。
4. 文字の可読性を確保する
小さいサイズでは、デザイン上のバランスより読めることを優先します。320×50のような細長い枠では、文字を縮小するのではなく文字数自体を減らすのが正解です。
5. 余白を確保する
小さいサイズで情報を詰め込むと、要素が密集して何も読めなくなります。削る判断ができないときは、ステップ1で決めた優先順位の下位から外していきます。
6. 拡大による画質低下を避ける
小さい画像を引き伸ばすとぼやけます。制作は最も大きいサイズから始めて縮小していくのが鉄則です。1200×1200で作ってから各サイズへ落とせば、画質を保てます。
よくある間違いと注意点
実務でつまずきやすいポイントを挙げます。特に1つ目は広く誤解されている内容です。
「2倍サイズで作る」は公式に非対応とされている
「高精細に見せるため、300×250の枠には600×500の画像を入稿する」「320×50には640×100を入稿する」という方法が紹介されることがあります。
しかしGoogle広告エディタのヘルプには、2倍サイズの画像に対応していないと明記されています。しかも公式が非対応の例として挙げているのは「320×50の広告スロット用の640×100の画像」そのものです。
加えて、イメージ広告には150KBという容量上限があるため、2倍サイズでは現実的に収まりません。Googleの固定サイズバナーは、対応サイズと同じ寸法で作るのが確実です。
なぜこの方法が広まったかというと、Yahoo!では実際に使えるからです。前述のとおりYahoo!はアスペクト比で管理されるため、600×500や640×100、1456×180といった大きめの画像を入稿できます。
この「Yahoo!で使える手法」が媒体を区別せずに紹介され、Googleでも有効だと受け取られているのが実情です。
整理すると次のようになります。
| 2倍サイズの入稿 | |
| Google(イメージ広告) | 不可(対応サイズと完全一致が必要) |
| Yahoo!(バナー) | 可(同じアスペクト比であれば) |
Googleで高精細に見せたい場合は、2倍サイズに頼るのではなく、容量上限が5,120KBと緩いレスポンシブディスプレイ広告(1200×1200など)を使うほうが目的に合います。
容量オーバーで入稿できない
イメージ広告の150KBは、写真を使うと簡単に超えます。対処の順序は次のとおりです。
- JPGで書き出し、圧縮率を調整する(写真が主体の場合)
- 色数が少なければPNG-8やGIFを検討する
- 背景写真の情報量を落とす(ぼかし、単色化)
- それでも収まらなければ、デザイン自体を簡素にする
画質を落とす前に、情報量を落とすほうが成果への影響は小さくなります。
1枚を全媒体で使い回す
同じ画像をすべての媒体に入稿すると、アスペクト比の違いで勝手にトリミングされ、文字が切れた状態で配信されることがあります。審査落ちの原因にもなります。
比率が違う面には、その比率で作り直した素材を入れるのが原則です。
画像内のテキスト量はどう考えるか
「画像内のテキストは20%以内」というルールが今も紹介されることがありますが、現在このような数値上の制限を設けている主要媒体はありません。
- Meta広告:かつて20%以内の制限がありましたが、撤廃済みです。現在はテキストを最小限に抑えることが推奨されている状態です
- Google広告:公式ドキュメントに画像内テキスト量の上限の記載はありません
ただし撤廃されたのは制限であって、文字が多いほど成果が落ちやすい傾向が変わったわけではありません。小さい枠では物理的に読めなくなりますし、文字が多い画像は審査で不鮮明と判断されることもあります。ルールとしては自由、設計としては少なめと理解しておくのが実務的です。
審査落ちしやすい表現
サイズが正しくても、内容で審査落ちすることがあります。よくある原因は次のとおりです。
- 「No.1」「最高」などの最上級表現で、根拠の明示がない
- ビフォーアフターの比較表現(美容・医療・ダイエット系)
- 画像が不鮮明、または複数画像のコラージュ
- ボタンに見えるのに押せない、誤タップを誘う表現
- 枠全体を使った過度に目立つ装飾
バナーサイズを増やすほど成果は上がるのか
最後に、サイズを揃えた先の話をします。ここが実は、2026年のバナー制作で最も重要な論点です。
サイズ合わせからAIへの素材提供へ
かつてのディスプレイ広告運用は、「どの枠に、どのサイズを、いくらで配信するか」を運用者が指定する作業でした。しかし現在は、GoogleのデマンドジェネレーションもMetaのAdvantage+も、配信先と素材の組み合わせをAIが決めます。
運用者の役割は「配信先を指定すること」から「AIに選択肢と判断材料を渡すこと」へ移りました。この文脈では、複数サイズを用意する意味も変わります。掲載枠を埋めるためではなく、AIが試せる組み合わせを増やすために素材を揃える、という位置づけです。
評価されるのは「網羅」ではなく「どれが効いたか」
素材を増やしてAIに任せる運用では、新しい問題が生まれます。どのサイズ・どのデザインが成果を生んだのかが見えにくくなることです。
管理画面にはアセットごとの評価(「良」「低」など)が表示されますが、これは媒体側に戻ってきたコンバージョンデータを基準にした評価です。つまり、成果が正しく計測されていなければ、アセットの評価そのものが信用できません。
計測が欠けていると、バナーの正解が分からない
たとえば、次のような流れを考えてみてください。
- 300×600のバナーを見たユーザーがサイトを訪問する
- 内容を確認し、電話で問い合わせる
- 商談を経て契約が成立する
Webフォームの送信だけを計測している設定では、この成果は1件も記録されません。すると媒体のAIは、このバナーを「クリックはされたが成果ゼロ」と評価し、配信を絞っていきます。
実際には最も売上を生んでいたデザインが、データ上は失敗作として扱われるわけです。
検討期間が長く単価の高い商材ほど、電話や来店で決まる割合は高くなります。バナーのサイズとデザインを改善する前に、成果が漏れなくデータとして戻っているかを確認する必要があります。
成果データを揃えてから、素材の最適化に進む
対処は、ブラウザの外で起きた成果も含めて自社でデータを集め、各媒体へ戻すことです。そのための基盤がファーストパーティデータで、技術的な手段としてはサーバー側から成果を送信するコンバージョンAPIが使われます。
オムニデータバンクは、Webサイト上の行動・電話での問い合わせ・実店舗での来店・CRM上の受注といったデータを収集・統合し、Google・Facebook(Meta)・Instagram・Yahoo!といった各媒体へ連携するためのプラットフォームです。
ウェブトラッキングに加えてコールトラッキング機能を標準で備えているため、計測から抜け落ちていた電話経由の成果を広告の成果として戻せます。
成果が正しく戻っていれば、「300×250より300×600のほうがコンバージョン単価が低い」「このコピーのほうが金額ベースの売上が大きい」という判断が初めて数字でできるようになります。
サイズを揃える作業は入口であり、成果の出るバナーを見つけられる状態をつくることが本来の目的です。
よくある質問
バナーサイズについて、実務でよく寄せられる疑問をまとめました。
バナーは最低何サイズ作ればよいですか?
ディスプレイ広告なら、固定サイズは300×250・728×90・320×50の3つから始めてください。これに加えてレスポンシブ用の1200×628と1200×1200を用意すると、配信面を大きく広げられます。SNS広告なら1080×1080・1080×1350・1080×1920の3比率です。
バナーサイズはコンバージョンに影響しますか?
直接的な因果はありませんが、間接的に影響します。サイズによって表示される枠と面積が変わるため、到達するユーザー層とクリック率が変わります。また複数サイズを用意するとテスト回数が増え、改善の機会が増えます。
対応サイズ以外の画像は入稿できますか?
Googleのイメージ広告では入稿できません。対応サイズと完全に一致させる必要があります。SNS広告やレスポンシブ広告はアスペクト比で管理されるため幅がありますが、推奨比率から外れると自動でトリミングされます。
画像の2倍サイズで入稿すれば高精細になりますか?
媒体によって違います。Googleのイメージ広告は対応サイズとの完全一致が必要で、公式ヘルプにも2倍サイズの画像に対応していないと明記されています。
一方Yahoo!はアスペクト比で管理されるため、600×500や1456×180といった大きめの画像が使えます。Googleで高精細に見せたい場合は、容量上限が緩いレスポンシブディスプレイ広告を使ってください。
GDNとYDAでバナーを使い回せますか?
300×250・728×90・160×600・320×50・300×600の5サイズは共通で使えます。ただし容量上限はGoogleが150KB、Yahoo!が最大3MBと大きく違い、GIFアニメーションもYahoo!では使えません。
見出しの文字数はGoogleの短い見出しが全角15文字、Yahoo!が20文字です。厳しいほうの規定(150KB・静止画・全角15文字)に合わせて作ると手戻りがありません。
バナーのサイズはどこで確認できますか?
画像ファイルのプロパティで確認できます。Windowsはファイルを右クリックして「プロパティ」→「詳細」、Macは右クリックして「情報を見る」で寸法が表示されます。配信先の規定は各媒体の公式ヘルプが最新です。
ファイル形式はどれを選べばよいですか?
写真が主体ならJPG、文字やロゴが主体で輪郭をはっきり見せたいならPNG、簡単なアニメーションを入れたいならGIFです。容量上限が厳しいイメージ広告では、JPGで圧縮率を調整する方法が最も収まりやすくなります。
スマホ用とPC用は別々に作るべきですか?
広告バナーは配信枠ごとに規格が決まっているため、結果的に別々になります。自社サイト内のバナーは、横長1枚で両方に対応させると スマホで文字が小さくなるため、スマホ向けには正方形に近い比率の画像を別途用意するのが安全です。
バナーの文字は何ptまで小さくできますか?
一律の基準はありませんが、実機で確認するのが確実です。320×50のような小さい枠では、文字を縮小するのではなく文字数を減らしてください。作業中の拡大表示では読めても、実際の表示サイズでは読めないことが頻繁に起こります。
まとめ
バナーサイズについて、押さえるべき点を整理します。
- 「バナー」は3種類ある。広告バナーは媒体の規格に従い、サイトバナーは自由、プロフィールバナーは表示される範囲に注意する
- 最初に作るべきは300×250・728×90・320×50。加えてレスポンシブ用の1200×628と1200×1200を用意すると配信面が広がる
- 容量上限はGoogleのイメージ広告が150KB、レスポンシブが5,120KBと大きく違う。Yahoo!は最大3MB(推奨300KB以内)で、混同すると入稿でつまずく
- SNS広告は3比率で足りる。1080×1080、1080×1350、1080×1920
- 「2倍サイズで作る」はYahoo!では使えるがGoogleでは不可。Googleの固定サイズは対応サイズと同じ寸法で作る
- 日本語の文字数は全角で確認する。Googleの短い見出しは全角15文字しか入らない
- 2026年はデマンドジェネレーションへの統合が進む。ロゴが必須になり、縦長素材の重要度が上がる
- サイズを揃えることは入口にすぎない。どのバナーが効いたかを判断するには、成果が漏れなくデータとして戻っている必要がある
バナーを増やしても成果が伸びないと感じている場合、原因はデザインではなく計測にあることが少なくありません。電話や来店の成果が広告側に戻っているかを確認したい方は、オムニデータバンクの資料をご覧ください。
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